危険物取扱者 乙種 物理学及び化学⑩「酸と塩基」&「酸化と還元」

物理と化学(乙種)

こでは物理学及び化学の10回目です。

「酸と塩基」&「酸化と還元」を学習します。

 

学習ポイントのまとめ

 

今回の章では以下をマスターすることを目的にしています。

 

※以下がすべて理解できていたら本章は飛ばしてもOKです。

とは水中で解離して水素イオン「H⁺」を生じる物質
塩基とは水中で解離して水酸化物イオン「OH⁻」を生じる物質
・酸を青色のリトマス紙につけると赤色に、塩基を赤色のリトマス紙につけると青色になる
pHは酸性や塩基性の強弱、「強い酸」や「弱い酸」といった程度を数値で表したもの
pHは数字が低いほど酸性が強い、高いほど塩基性が強い
酸化とは物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応
還元とは、酸素を奪われる反応、あるいは水素が化合する反応

酸と塩基を理解する

 

とは水中で解離して水素イオン「H⁺」を生じる物質です。

塩基とは水中で解離して水酸化物イオン「OH⁻」を生じる物質です。アルカリとも呼びます。

 

酸:
水中で解離して水素イオン「H⁺」を生じる物質アルカリ:
水中で解離して水酸化物イオン「OH⁻」を生じる物質

 

 

酸と塩基の見分け方

酸と塩基は外見だけでは判断できません。

 

見分けるための代表的な方法としてリトマス試験紙があります。

酸を青色のリトマス紙につけると赤色に、塩基を赤色のリトマス紙につけると青色になります。

 

酸と塩基の強弱を表すpH

「pH」は酸性や塩基性の強弱、「強い酸」や「弱い酸」といった程度を数値で表したものです。

 

pHは水素イオン指数といいます。ピーエイチ、ペーハーなどと呼びます。

pHは0から14までの数値で表され、0に近づくほど(数値が小さいほど)酸性が強く、14に近づくほど塩基性が強いです。中間である7は酸性でも塩基性でもない中性と呼びます。

pH:
水素イオン指数。酸性、塩基性の強弱を表す。
0~14の数値で表される
数字が低いほど酸性が強い、高いほど塩基性が強い
pHは中性

 

酸と塩基を混ぜると中和反応が発生

酸と塩基を混合すると、化学反応が起こります。これを中和反応といいます。

中和反応では「水」と「塩」が生成します。ここで「塩」というのは「えん」を読みます。食塩のことではなく、中和で発生する中性の物質のことです。

中和:
酸と塩基を混合したときに発生する化学反応。
水と塩が生成する

酸化と還元

酸化とは物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などである。

酸化とは逆に、酸素を奪われる反応、あるいは水素が化合する反応です。

例えば鉄や銅などの金属がさびる現象は酸化です(十円玉が黒くなるのも酸化です)。

 

酸化:
物質に酸素が化合する反応
または物質が水素を奪われる反応

還元:
物質が酸素を奪われる反応
または水素が化合する反応

問題

問題 これができたらOK!

問1. 以下の文章の中で誤った選択肢は何個あるか答えなさい。

①水中で解離して水素イオン「H⁺」を生じる物質を酸という
②水中で解離して酸化イオン「OH⁻」を生じる物質を塩基という
③赤色リトマス紙を青くするのは塩基である
④pHが高いほど酸性が強い
⑤酸と塩基の反応を中和反応という
⑥中和反応では、水と酸素が生じる

 

正解と解説

解答:3個

①〇

②×
酸化イオン「OH⁻」ではなく水酸化物イオン「OH⁻」です

③〇

④×
pHは0~14で表され、数値が低いほど酸性が高く、数値が大きいほど塩基性が高いです。

⑤〇

⑥×
中和反応では水と塩が生成します。

 

問1. 以下の文章の中で正しい選択肢は何個あるか答えなさい。

①酸化とは物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などである。
②酸化と還元は同時に進行する
③炭素と酸素の反応は燃焼であり、酸化ではない
④鉄が錆びる現象は還元である
⑤木が燃える現象は還元である

正解と解説

解答:2個

①〇

②〇

③×
酸化反応の中で、発熱や発光を伴うものは燃焼と呼ばれます

④×
金属が錆びる現象は酸化です。

⑤×
物質が燃焼するのは酸化です

リンク

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学① 物質の3態

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学② 密度と比重 Part.1

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学③ 密度と比重 Part.2

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学④ 「熱」  熱量・比熱・熱容量 熱の移動と熱膨張も一気に

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学⑤ 「静電気」  発生原因と対策を全網羅!

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学⑥「原子・分子・物質量」 物質の構成要素から物質量の計算まで

危険物取扱者 乙種 物理学及び化学⑦「純物質(単体&化合物)、混合物」 同素体と異性体も

コメント