~4月の晴れた日のお昼休み~

たまき
「危険物取扱者の資格ですか・・・?」
ぼくは岸連たまき。
今年の3月に大学を卒業し、4月から「とある化学プラント」で働くことになった。
もともと文学部を卒業して、本当は雑誌や新聞記者などの物書きを目指していたんだけれど、このご時世、不況で就職活動もうまくいかず、何の因果か地元のメーカーに応募したところ採用してもらえたということだ。

そうそう、君もってる?

たまき
「あ、あの、持ってませんね・・・」
化学プラントだから危険なものを扱うことも多いのだろう。
上司の言葉にポカーンとしながらも、「化学っぽい資格なんだろうなぁ・・・」と思いを巡らせていました。

そうだよね、たまき君は文系だもんね。
だけど化学プラントで働くなら必須の資格だから、取得してきてね!

たまき
「はぁ、頑張ってみます・・・」
はっきりいって自信なし!だって知識ゼロの素人だもの!!
理科の知識なんでとうの昔にすべて忘れた自信はあるなぁ・・・。
なにせ文系で小説家を目指していたのだから、まったくの畑違いだ。とはいえしょうがない、なんてたってこの会社は化学プラントなんだから。

あ、そうだ、羽里先生に連絡しておいたからねー。

たまき
はねさとせんせい??(誰だ?)

そう、危険物の資格に詳しい専門家なんだ。
君は文系でしょ?だったら羽里先生にイチから教えてもらうといいよ!あの人に聞いておけば大丈夫だよ。

たまき
はぁ・・・。とりあえず訪ねてみることにします。
そんなこんなで、羽里先生なる「危険物の専門家」?に教えてもらうことになったぼく。
果たして、無事に危険物取扱者の資格を取ることができるのだろうか・・・。

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